とりまんブログ

26歳研修医が生き方を模索中

【まとめ】研修医向けの本を50冊読んだ私が薦める読むべきおすすめ本

現在初期研修医2年目のとりまん(@torimer2)です♪

 

私は研修医になって,研修医向けに出版されている本を毎月2冊以上は読んできました.大体今までで50冊以上は読んでいます.

読んだ量で言えば,研修医の中では上位に入れると自負しています.

 

そこで,私の後輩たちが効率よく学べるように,

一般的な研修医として必要な本をまとめました.特に内科系志望の方に役に立つと思います.

 

研修医になる前に読んでおくと良い本

 

こちらの本は研修医になる前にさっと流して読むことをオススメします.

しかし,理解できない部分も多くあると思います.しばらく研修をして,再度読み直すことを薦めます.一度目にはわからなかったことが,色々理解でき深い理解を得ることができます.

 

 

医者の基本としてカルテ記載があります.学生と研修医の大きな違いの一つが,「実際にカルテ記載を行う」ということになります.

こちらの本を用いて基本的なカルテの型を学んでおきましょう.指導する先生によって書き方は千差万別なのがカルテですが,ある程度の型はこちらを参考にしましょう.

 

ポケットに入れておく本

 

 

こちらの本は私が白衣のポケットに実際に入れている本になります.内科マニュアル本になります.外来,病棟で出会う「症候」別に対応がマニュアル化されています.診断,治療まで簡潔に一冊にまとまっている良本です.値段もお手頃なのもGood point!

 

 

こちらは有名な感染症のマニュアルです.めちゃくちゃ有名な本ですが,使い方を分かっていない研修医が結構いるのも事実です.主な使い方は,抗菌薬の投与量を確認する,抗菌薬の投与期間を確認する,といった使い方になります.これがないと抗菌薬の投与量がわからないので困ります.

 

 

これは必須ですね.皆持っていると言っても過言ではないです.エビデンスはともかく,救急疾患毎の問診,検査,治療が整然と並んでいて使いやすいです.お守りのようなものですね.

 

 

救急外来

 

これはめちゃくちゃオススメです.救急の本でまず読むならコレです.よく赤本が薦められていますが,赤本は初学者には難しいです.まず通読するならこの本です.赤本は辞書的に使いましょう.

 

 

こちらはかなり有名な本になります.持っておきましょう.辞書的な使い方になる場面が多いです.後々になって良さが分かってくる本といった感じです.

 

 

こちらは青本と呼ばれているものです.救急の症例が100症例載っており,赤本よりも具体的に場面を想像することができます.症例を実際に診ていない最初の時期に読むことをおすすめします.

 

 

 これは小児の救急外来で役に立ちます.アルゴリズム化してくれているので,さっと確認して対応することができます.また小児科ローテでも役に立つので買っておきましょう.

 

内科外来

 

研修医の内科外来本といえばコレです.症候別に見逃してはいけない鑑別や,必要な検査,外来フォローのタイミングが記載してあります.研修医が終わっても役に立つ本です.

 

病棟管理

 

これは絶対買ってください.研修医が病棟で困る対応別にエッセンスがまとまっています.不眠,せん妄,輸液など・・・研修医が最初に困ることはほとんどここにまとまっています.

 

抗菌薬

 

抗菌薬の最初の一冊はこちらがおすすめです.このあと紹介する有名な「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」は初学者には難しく,挫折する人を何人もみました.抗菌薬はまずスペクトラムを覚えることから始めること,グラム染色像から抗菌薬を選ぶことが重要になります.そういった基本から学べるのがこの本になります.

 

 

 こちらがその有名な本になります.少し抗菌薬を理解した状態で読めば良い本だとわかります.しかし初学者はこれから読んではいけません.気をつけてください.例題などが載っていて良い本であるのは間違いないです.

 

 

こちらも非常に有名な感染症の本です.辞書的な立ち位置になります.上級医の感染症に強い先生方は大体持っています.通読するものではないので,辞書として置いておくと良いでしょう.

 

輸液

 

こちらの本は通読に向いています.マニュアル的なものではないので,実際の輸液に役に立つというより本質的な理解,初学者のための一冊となります.こちらを読んで実践,上級医に教えてもらうのが効率がいいでしょう.

 

外科

 

レジデントノートの中でもこれは非常によくできた本です.内科に進む人でも周術期管理などの理解はある程度必要です.周術期管理についてはこちらで学ぶのが良いと思います.

 

 

めちゃくちゃオススメです.基本的な手術をわかりやすいイラストで簡略化して書いています.ポリクリの時に欲しかった・・・これを読んでからオペに入って,「よく知っているな」と何度も褒められました.もちろん外科に進む人はこれでは足りませんが,初学者,及び内科に進む人の最低限の知識として十分過ぎる出来です.

 

 外科の本は他にも読みましたが,まずは上記の2冊.余裕があれば,また外科に進む方はさらに読み進めれば良いでしょう.

 

緩和医療

 

薄い本です,通読しやすいです.疼痛管理の方法などわかりやすくまとまっています.私も癌患者の管理の際に非常に役立ちました.題名の通り非常にわかりやすいのでオススメです.

 

学会発表

 

読みやすいです.ジュニアレジデント,シニアレジデント,上級医の対話形式で進みます.「学会ってなに?」レベルの人から,実際に発表する人まで役に立つと思います.学会発表しようと言われたらまず読みましょう.

 

 

こちらの方がややかっちりした感じです.論文の探し方から,学会準備の基本がまとまっています.この2冊を読めば,基本はマスターできます.あとは実際に作って,上級医に添削してもらうのが効率的でしょう.

 

統計

論文を読むには,ある程度統計の知識があった方が良いです.下記の医療統計の本を読んでおけば基盤は作れます.あとは読んでる際にわからないことを随時調べれば十分だと思います.

 

エコー 

「エコーできるようになりたいです」

よく聞く言葉です.ただよく考えてください,エコーできるって漠然としていませんか?

エコーは非常に奥が深いです.エコーを専門にしている技師さんも多くいます.研修医としてどこまでできる必要があるかを理解しておくことが重要です.

 

 

研修医として最低限必要なエコーの目標として「POCUS」というものがあります.最低限これだけは評価しましょうという目標です.実際ここまでできている研修医を私はあまり見たことがありません.

まずはこちらを読んで,どこまでできたら合格ラインなのか理解しましょう.

 

 

こちらは腹部エコーの本になります.上記のレジデントノートを読んだら,腹部と心臓エコーの本を一冊ずつ持っておくと良いでしょう.実際のやり方をまとめてくれています.

 

 

正直ここまで必要ないかと思いますが,これで心エコーは十分です.POCUSの項目をしっかり実践し,余裕があればさらに勉強を進めましょう.

 

プレゼンテーション

 

これがかなり有名な本になります.最初に紹介した「研修医になったら必ず読んでください」の著者です.最初の本にもプレゼンのエッセンスは載っています.こちらはより詳しく書かれています.

 

 

何事も実践するのが大切です.こちらの本では実際の18症例でプレゼンのやり方を学ぶことができます.普通に症例の勉強にもなるのでオススメです.

 

外来英語

 

研修医を問わず,外来で外国人に出会う場面は必ずあります.定型的な問診くらいはできるようになっておきましょう.初学者にオススメです.

 

画像診断

画像診断については

「画像診断を学ぼう」:X線,CT

「CT・MRI画像解剖ポケットアトラス」

「新胸部画像診断の勘ドコロ」

など読みました.

 

結論として,画像の勉強は本を読むより症例を診て,レポートだったり上級医に教えてもらうのが一番効率的だと感じました.

正直上記の本を読んで,レベルアップはあまり感じることができませんでした.

 

救急の際には,こちらの本が骨折などの画像診断に役立ちます.

簡単な整復,シーネ固定についても書いてあるのでオススメです.

 

 

循環器内科

循環器で研修医が学ぶべきことは,エコー,心電図,ACS,不整脈などの救急対応,心不全の管理などです.

その他は専門性が高いです.

 

絶対買ってください.これ程わかりやすい心電図入門書は他にありません.読まない研修医は損します.

 

こちらは有名な極論で語るシリーズです.循環器内科ローテの前に読んでおくと,ざっくりと循環器内科のことを理解できます.

  

その他

「循環器内科グリーンノート」マニュアル本

「循環器治療薬ファイル」

「心電図パーフェクトマニュアル」

など読みましたが,専門性が高くここまで必要ないと感じました.

上記の「UCSFに学ぶ」を活用したり,ガイドラインを調べるなりで対応するのが良いと思います.

 

糖尿病内科

 

マニュアル本です.これをポケットに入れて,随時調べれば大体対応できます.理解するのは下記の本で.

  

さすがレジデントノートといった感じです.通読すれば,糖尿病薬についての理解がざっとできるようになっています.

 

こちらは何より安いです.そして糖尿病内科の先生もオススメしています.糖尿病内科を回るなら買っておいて損はないです.

 

呼吸器内科

呼吸器内科ではこれといった教科書は必要ないと考えます.

UCSFがあれば喘息,COPDなどもカバーできます.

 

値段も安く,ポケットに入ります.呼吸器内科の先生も持っているので,強いて言えばこれがあれば良いかもですね.

 

神経内科

 

マニュアル本です.

 

名著と言われている本です.一冊持っておくと良いでしょう.

 

値段もお手頃な本です.脳の各部位がどのような働きをするのか,高次脳機能についてわかりやすく解説してくれます.読み物です.

 

救急・ICU

 

絶対買いましょう.めちゃくちゃわかりやすいです.2018年になってから持っている研修医が激増している本です.読まない理由はありません.

 

ICUのカルテ意味わからないですよね.まずそこから説明してくれる本になります.ICUの基本的なところはまずこの本で学びましょう.

 

こちらは実践的なマニュアル本になります.レジデントノートを読んでから,こちらに進みましょう.

 

こちらは2018年新しく出版された本です.非常にわかりやすく,初学者でもとっつきやすい作りになっていました.今後主流になってくるのでは?と言われている本です.個人的に好きでした.

 

麻酔科

 

これさえあれば他にいらないと麻酔科の先生が言っていました.研修医としてはこれがあれば必要十分でしょう.

 

小児科

 

こちらでざっくり,小児の診察のコツや,特有のことを学んでください.

 

実際の患者,疾患ごとの対応はこちらの本で.この2冊で小児科は十分です.

 

精神科

精神科はとりあえず,切り抜けるというスタンスの人が多いと思います.

ですので問診の仕方や,精神科特有のことを学ぶ重要性は低いかと思います.個人的には興味があるので,精神科の本は4冊ほど読みました.

精神科に進まない人は,とりあえず薬の使い方について学びましょう.

 

こちらの本があれば良いでしょう.値段も2000円程度とお安いです.

 

これは値段が安く,非常にコンパクトです.ただ評価は高く,感染症のプラチナマニュアルも人気です.精神科のものは私も使っています.

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

多くの研修医にとっての初期研修の目標は

  • 救急外来対応
  • 病棟管理

ができることになります.

 

各診療科において,上記のことを学んでいく必要があります.

間違った本を購入すると,専門的過ぎて必要なことが学べない危険性があります.

 

適切な本を購入し,効率的に学んでいきましょう!

 

本ばかり読んでいてもダメですが,本を読むことは医者の基本になります.

 

これから研修医になる学生,また研修医のお役に立てば幸いです.

 

以上!